2025/04/05 12:53
山口市仁保川周辺。今年は少し開花が遅かった様です。

仁保川の土手に並んだ桜が開花すると、他の植物にまで影響したように彩度が高く見えてきます。
風でふわふわと揺れる桜と、うぐいすやメジロの声、川のせせらぎや遠くから聞こえる営農の音。下を見ると、なずなや菜の花、ホトケノザや瑠璃唐草の花が咲き、モンシロチョウが舞っています。



山を見ると自生したであろうヤマザクラもポツポツと咲いていて、ふもとの桜と景色がつながっているように見える場所もあり、人の営みと自然が共生できているような気持ちになります。川や草木、山を背景に見る桜は存在感が大きく、眺めていると「よくぞ咲いてくれた。」と感謝の気持ちが滲み出てきます。



東京の墨田区に住んでいた頃は、春になると寿司屋で買ったバッテラと日本酒を持って隅田川沿いの桜を見るのを楽しみにしていました。今も暖かい日を狙って弁当と日本酒を持って、近所に桜を見に行くのを楽しみにしています。
場所は違えど、どちらも活気があって良い情景で、桜なのか、季節の力なのか、新しい事に目を向けるように促されている気がします。
そういう意味ではどの場所であろうと、自然からの影響は計り知れず、そこから無意識に方向性を見い出しているのかもしれませんね。
桜吹雪まで、もう一週間は楽しめそうです。

日トの空間でも、裏山の枝垂れ桜をいただいて設置していました。
華やかになりますね。来春もまた、桜の季節を楽しみに待ちます。
