2025/02/22 15:43

山口市でも仁保の様な山麓地域では年に1回くらいですが、結構雪が積もります。

2025年2月、今年もしっかりと積もりました。土の上では30cmくらい。滅多に雪が降らない地域特有なのかもしれませんが、殆ど車も走らず辺りは小鳥達だけの音になります。外に出て音を出してもあたりの雪に吸収されるのか反響も無く、すーっと音が消えていきます。
雨樋がついてない日トにはおきな氷柱ができていて、積層された氷柱が朝陽に照らされて、それは美しい情景でした。
雪景色が見たい方もいると思い、できる限りギャラリーを開けるのですが、この日ばかりは辿り着いた方は1組だけでした。
それでも、その方の記憶に残るのであればそれで良いと思います。
多分、自分自身もこの景色を見たくて開けているのだと思いますが、雪景色を背景に目に映る作品達はいつもより凛とした表情を見せてくれます。きっと、辺りから植物の色が消え、彩度の低い光によって輪郭が際立って見えているのですが、冷たい空気と静まり返った周囲から、私自身の感覚にも変化があるのだと思います。
積もっていくさまも、溶けていくさまにもそれぞれ情緒があってついつい眺めてしまい、時間が過ぎていきますが、その時間こそ大事にしていくべきなんじゃ無いかと刷り込まれていきます。身近な環境の変化から受ける影響は計り知れませんね。

今年も良い雪の時間でした。